2012-03-19 Mon 18:21
ポーカーのゲームにRAZZ(ラズ)というものがあります。
日本では全くメジャーではないので、ラズについての日本語の文献がほとんどありません。 というわけで、自分がラズの基本について書いてみたいと思います。 ラズについて特別勉強したわけでもないので、手探りなのはご了承ください。 何か間違っている部分があれば、指摘していただけると幸いです。 ラズについてのルールは、こちらをご覧ください。 今回は最初のベッティングラウンドについて書きます。 まず、カードを三つのグループにわけます。 主力 A、2、3、4、5 中堅 6、7、8、(9) ゴミ T、J、Q、K ラズは低いカードほど強いので、A~5が主力になります。 A・2・3・4・5で構成された五枚は最強の手役です。 6~8まではまずまずのカードで、9に()がついてるのは、 中堅とゴミの中間ぐらいだと思ってください。 T~Kまでは基本的にカードが無いのと同じようなものです。 次にオープンカードについて考えます。 最初に配られる3枚のカードのうち、一枚だけがオープンされています。 このオープンされるカードによって、配られたカードが同じだとしても、 参加するかしないかの基準が変わってきます。 例えば、A・K・Kが配られました。 Kが二枚配られてる時点でゴミなのですが、 もしAがオープンカードならば、自分の手の強さを装うこともできます。 相手から見たら、自分の手札がA・2・3なのかA・K・Kなのかわかりません。 ラズにはスティールという行為があり、 自分だけがベットで参加して他の人が降りた場合、場のチップを手に入れられます。 もちろん実際に手が強いにこしたことは無いのですが、 見せかけの強さでチップが取れる可能性を考慮することは、とても重要です。 このスティールについては、後でまた触れます。 最後にポジションについての考え方です。 ラズでは一番弱いオープンカードの人が、まずチップを強制で置きます。 そのあと、右回りの順番にベットするかしないかを決めていきます。 最初に強制でベットした人は、大体QとかKとか弱いカードがオープンなので、 他人のベットに対しては、降りることがほとんどです。 人数にもよりますが、長くなるので省きます。 例えば、8人でラズをやっているとして、 最初に強制でベットする人の次に自分の順番が回ってきたら、 自分の後には実質6人が残っていることになります。 この残っている人数というのは、先ほどのスティールに大きく関わってきます。 スティールは残り人数と残っている人のオープンカードによって、成功率が決まります。 いくつか例をあげてみます。 ・自分の後には一人が残っていて、 自分のカードは、2・Q・Kで2がオープンカード。 残っている人のオープンカードはJ。 ここは100%スティールに行く場面です。 2以外のカードは弱いですが、全く関係ありません。 ・自分の後には一人が残っていて 自分のカードは、2・Q・Kで2がオープンカード。 残っている人のオープンカードは5。 先ほどと比較して残っている人のオープンカードが強いです。 ですが、ここもスティールに行く場面だと思います。 5がオープンカードのプレイヤーが参加してくる可能性はありますが、 ここでのスティールは期待値がプラスになるプレイです。 100%する必要があるかと言われると微妙なので、バランスが大事です。 ・自分の後には一人が残っていて 自分のカードは、A・2・KでKがオープンカード。 残っている人のオープンカードは5。 自分の手札は先ほどより強いのですが、オープンカードがKです。 この場面ではスティール出来ません。というか、すると損です。 基本的にスティールは弱いオープンカードだと意味がありません。 ここでスティールをすると、普通は残っているプレイヤーにレイズされます。 仮に持っているカードが5・K・Kだとしても大体レイズされます。 ・自分の後には五人が残っていて 自分のカードは、2・Q・Kで2がオープンカード。 残っている人のオープンカードは、T・Q・J・Q・J。 自分の後ろには五人いますが、ここはスティールできます。 全員のオープンカードが弱いので、ほぼ誰も参加してきません。 100%スティールをする場面です。 ・自分の後には五人が残っていて 自分のカードは、2・Q・Kで2がオープンカード。 残っている人のオープンカードは、T・Q・3・J・J。 残っている人の中で、3という強いオープンカードの人がいます。 この場面は二つ目の例とほとんど同じでスティールに行く場面です。 3がオープンカードの人の残りカードが弱ければスティール成功します。 ・自分の後には五人が残っていて 自分のカードは、2・Q・Kで2がオープンカード。 残っている人のオープンカードは、5・3・6・4・A。 残っている人が全員オープンカードが強いという局面です。 ここではスティール出来ません。誰かしらが参加してくる可能性が高く、 自分の残りカードが弱いので、スティールが成功しないと期待値がマイナスです。 何個か例をあげてみましたが、簡単にまとめてみます。 「スティールをするときの大事なポイント」 ・自分のオープンカードはA~6(相手のカードによっては7とか8でも可) ・自分の残りカードはスティールだけが目的なら気にしなくて良い ・残っている人でオープンカードが強い人が一人だけならば可 ・二人以上オープンカードが強い人がいたら、損になる可能性が高い ・ブリングインとアンティの割合がベットに対して高いほど、スティールが重要 ブリングインというのは最初に一人のプレイヤーがする強制ベットのことで、 アンティというのは全員が払う場代のことです。 例えばブリングインが50ポイント、アンティが全員合わせて40ポイントだとします。 自分がベットで参加するときは100ポイント必要な場合、 100ポイントを出して90ポイントを取りにいくので、 スティールの成功率が53%以上ならば期待値がプラスになります。 もし、ベットで参加するときに200ポイントが必要だとしたら、 200ポイントを出して90ポイントを取りにいくことになるので、 成功率が69%以上なければ期待値がプラスになりません。 こんな感じで、ブリングイン+アンティとベットの比率が大事になってきます。 長々とスティールについて書いてみましたが、 ラズにおいてスティールは基本かつ重要な要素だと思ってます。 逆に言うとスティールに関しては、ラズ経験者のほぼ全員が理解しているので、 差がつかない部分かもしれません。出来て当たり前というか、なんというか。 スティールではなく、強い手として参加するときの基準を書きたいのですが、 ちょっと長くなってしまったので、また次回にしたいと思います。 えんどコイチ先生の次回作にご期待下さい。 スポンサーサイト
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2010-10-10 Sun 22:38
知り合いでツイッターをやってる人は多いんですけど、
自分は、どうもツイッターに対して否定的でした。 というのも、過剰につながりすぎなんじゃないかなって。 オーバーキルなんじゃないかなって。 ツイッターでつながるようになってしまったら、 なんか日常が味気なくなってしまう気がするんですよ。 あくまでも、自分の直感ですが。 ただ、人のツイッターを見るのは好きです。 天鳳ブロガーのツイッターを見たりして、 自分のことが書いてあったりすると、変な気持ちになります。 嬉しかったり嬉しくなかったり、やっぱり嬉しかったり。 冷静に考えてみたら、やりもせずに否定的になるのはおかしい。 ということで、今更ツイッターをはじめてみました。 自分のツイッター 麻雀の話が出来たり、セットのメンツを募集したり、 とにかく麻雀に対して有効な使い方が出来れば良いですね。 リアルタイムで意見の交換が出来るというのは、 雀力の向上に役立つのではないか、と思ってます。 こうやってわざわざ記事に書くということは、 誰かにフォローしてもらえたら嬉しいな、ということです。 どなたでも大歓迎です。 察してください、お願いします。 ![]() ↑クリック、感謝します。 |
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